私には、5歳の女の子がいます。
40歳を越えてからできた子供です。
なのでとても可愛い。
この子のおかげで、毎日が楽しい!
幸せな日々を過ごしています。
感謝。感謝。感謝。
先日、その娘が初めて自転車に乗ることができました。
それはそれは感動の瞬間。
ふらつきながらも前に進む娘。
自分1人の力で前に進む姿に思わず涙。
親バカですが本当に感動しました。
そのときふと、自分のことを振り返ったのでした。
何度も転んで、擦り傷だらけで
今でもはっきりと覚えています。
泣きながら練習したこと。
転んで転んで、足が擦り傷だらけになったことを。
私は、覚えが悪い。
人より少し遅れます。
友達は早々に自転車に乗れていました。
悔しくて悔しくて泣きながら練習しました。
当時、私の両親は共働きでしたので、
おばあちゃんに自転車を教えてもらっていました。
夕方遅くまで、暗くなるまで、毎日毎日
おばあちゃんは私に自転車を教えてくれました。
夕焼けの公園。
おばあちゃんの顔がオレンジに染まっていました。
今でもはっきりと覚えてます。
泣きながら練習したこと。
転んで転んで、足が擦り傷だらけになったことを。
こんな感覚だったのか
![](https://yume-kibou-happylife.com/wp-content/uploads/2022/04/257d995bf5f7d3b7feab96bc9328e46c-1024x576.jpg)
おばあちゃんの手が離れる。
私は必死にハンドルを握る。
怖いながらもペダルを力いっぱいこぐ。
乗れた!初めて乗れた!
こんな感覚だったのか。
私は公園を走り続けました。
何度もぐるぐる走りました。
自信というか、達成感というか、
底知れぬ力が私を包んだのでした。
夢中でペダルをこぐ。
おばあちゃんの拍手が聞こえる。
まさしく、私は風になれた。
今は亡き、おばあちゃんの笑顔に包まれながら。
怖いながらもペダルを力いっぱいこぐ。
私は公園を走り続けました。
ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変
一度コツをつかめば、上達は早い。
ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変です。
上手くいく感覚を知らないから。
その感覚が、わかるまでが大変なのです。
たとえば、初めて自転車に乗れたとき。
感覚をつかめば、上達は早い。
コツをつかめばミルミル上手くなっていきます。
今まで乗れなかったのが嘘のよう。
1度コツをつかめば、上達は早い。
ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変です。
「はじめて自転車に乗れた」あの感覚を求めて
あれから、40年以上の月日が経ちました。
私はといえば、まだまだ挑戦の日々。
まるで、自転車に乗れない少年のようです。
コツをつかめていない。
うまくいく感覚がわからずにいます。
苦悩、挫折、葛藤、不安…
今にも自分に負けそうです。
転んで転んで、擦り傷だらけ。
私は自転車に乗れない少年のよう。
とにかく前を向く。
「はじめて自転車に乗れた」あの感覚を求めて。
娘は力いっぱいペダルをこいでいました。
初めて自転車に乗れた娘に拍手喝采!
ありったけの笑顔で祝福しました。
おめでとう!
よく頑張ったね!