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「はじめて自転車に乗れた」あの感覚を求めて

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私には、5歳の女の子がいます。
40歳を越えてからできた子供です。
なのでとても可愛い。
この子のおかげで、毎日が楽しい!
幸せな日々を過ごしています。
感謝。感謝。感謝。

先日、その娘が初めて自転車に乗ることができました。
それはそれは感動の瞬間。
ふらつきながらも前に進む娘。
自分1人の力で前に進む姿に思わず涙。
親バカですが本当に感動しました。

そのときふと、自分のことを振り返ったのでした。

何度も転んで、擦り傷だらけで

今でもはっきりと覚えています。
泣きながら練習したこと。
転んで転んで、足が擦り傷だらけになったことを。

私は、覚えが悪い。
人より少し遅れます。
友達は早々に自転車に乗れていました。
悔しくて悔しくて泣きながら練習しました。

当時、私の両親は共働きでしたので、
おばあちゃんに自転車を教えてもらっていました。
夕方遅くまで、暗くなるまで、毎日毎日
おばあちゃんは私に自転車を教えてくれました。
夕焼けの公園。
おばあちゃんの顔がオレンジに染まっていました。

今でもはっきりと覚えてます。
泣きながら練習したこと。
転んで転んで、足が擦り傷だらけになったことを。

こんな感覚だったのか

おばあちゃんの手が離れる。
私は必死にハンドルを握る。
怖いながらもペダルを力いっぱいこぐ。
乗れた!初めて乗れた!
こんな感覚だったのか。
私は公園を走り続けました。
何度もぐるぐる走りました。

自信というか、達成感というか、
底知れぬ力が私を包んだのでした。

夢中でペダルをこぐ。
おばあちゃんの拍手が聞こえる。
まさしく、私は風になれた。
今は亡き、おばあちゃんの笑顔に包まれながら。

怖いながらもペダルを力いっぱいこぐ。
私は公園を走り続けました。

ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変

一度コツをつかめば、上達は早い。

ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変です。

上手くいく感覚を知らないから。
その感覚が、わかるまでが大変なのです。

たとえば、初めて自転車に乗れたとき。
感覚をつかめば、上達は早い。
コツをつかめばミルミル上手くなっていきます。
今まで乗れなかったのが嘘のよう。

1度コツをつかめば、上達は早い。
ものごとはなんでも、ゼロからイチが大変です。

「はじめて自転車に乗れた」あの感覚を求めて

あれから、40年以上の月日が経ちました。

私はといえば、まだまだ挑戦の日々。
まるで、自転車に乗れない少年のようです。

コツをつかめていない。
うまくいく感覚がわからずにいます。

苦悩、挫折、葛藤、不安…
今にも自分に負けそうです。
転んで転んで、擦り傷だらけ。

私は自転車に乗れない少年のよう。
とにかく前を向く。
「はじめて自転車に乗れた」あの感覚を求めて。

娘は力いっぱいペダルをこいでいました。
初めて自転車に乗れた娘に拍手喝采!
ありったけの笑顔で祝福しました。
おめでとう!
よく頑張ったね!